昨年反対した決算認定を、今年は賛成した理由
暑い暑いと言っていたら、いきなり気温が下がって秋から初冬になりました。

前年度の市政運営全般を議会として振り返る作業が決算審議です。
今年の2024年度決算審議に対しては、高木さとこ(立憲民主こまえ)として「認定」という判断をしました。
ところで、昨年の2023年度決算審議では、予算・決算という市政の柱への判断において、それまで5年の任期中初めての「不認定=反対」という判断を行いました。その理由としては、狛江市が2023年度に、一般社団法人まちみらいラボ という別団体を立ち上げたその組織体制について、市民説明が難しい課題があると考えたからです。
<2023年度のまちみらいラボという組織体制の課題>
1: 役員体制が狛江市の管理職が多数
副市長をトップに役員が市の部長4名と、狛江商工会3名。
まちラボは民間団体であるが、運営や方針を決める際に、市の意向のままに決まる体制となっており、行政そのものと受け取れる。
民間団体として市民説明する際に矛盾が生じると言わざるを得ない。
よって、役員体制として、他の民間人を加え、多様性を担保するよう要望。
2:まちラボの実務スタッフが、市の正規職員4名
民間団体というのに実際は、行政職員が(行政の)職務免除を行い、団体実務をしている実態。
行政は公務を行うプロ。が、民間団体は収益を上げるミッションを担い、スタッフ体制としても矛盾が生じている。市民説明が難しい。
副市長が議場で「将来的に専任人事は必要」と発言。

<2024年度のまちみらいラボの改善点>
1:→改善なし
2:非常勤や委託スタッフを雇用
駅前のレンタルスペース代などからの約390万円の純利益を原資に、デザイナーやデジタルの非常勤スタッフを雇用し、前年度よりスタッフ体制は若干改善した。
十分ではありませんが、こうした改善が図られた点と、また市民が主体のイベントが行われるようになったことを評価して、2024年度決算は認定と判断しました。

↑こちらは2025年度の市民主体のイベントでいい企画だと思います。
ほこみち制度自体、私は活用次第ではいい制度と考えています。
ただ、行政が多大にエネルギーを注いで行うより、市民や民間主体で駅前を活用できることが目的なので、そこをしっかり見据えた運営を行なってもらいたいと願っています。
社団法人まちラボ組織に関しては、まだまだ改善が必要です!
私にはまだ、まちラボが民間という着ぐるみを着た行政、にしか見えてこないんですよね〜(^◇^;)